耳の病気


外耳炎
      外耳炎は、外耳道に炎症が起こることです。
      外耳道とは、耳の穴の出口の部分から鼓膜までの部分を
      指します。
      外耳炎の原因としては、細菌、真菌類(かび等)、耳ダニ、
      耳垢、耳の穴の中の密生した毛または絡んだ毛、
      何かの破片やくず、耳の排液がうまく行えないため、
      体の他の部分の感染が移ったためなどが考えられます。
      犬(特に、垂れている耳の犬)や猫の耳の穴はじょうごの
      ような形をしているので、いったん中に入ったごみなどは
      出てきにくく、感染したときも治療が難しくなります。

中耳炎
      中耳炎(中耳の感染)は、ふつう外耳道の感染が中耳に
      まで広がるために起こるものです。
      異物やごみが耳に入ったり、潰瘍ができたり、
      耳の掃除のしかたが悪かったりしたために
      鼓膜が破れると、細菌が中耳に入り込みます。
      中耳炎になると、耳から悪臭や分泌物が
      出てきたり、耳を掻くようになったり、
      頭をしきりに振ったり傾けたりするようになります。

聴覚障害
      聴覚障害の現れ方は、障害が部分的である場合と
      完全に聴覚がない場合、一時的な傷害の場合と一生
      治らない障害の場合があります。
      白い色の動物(白子)の場合は、先天的な欠陥として
      生涯を通して完全に聴覚がないことがあります。
      聴覚障害は、老齢のペットや慢性的に耳の感染がある
      ペットにも起こります。
      一般に、この種の聴覚障害は治す方法はないため、
      聴覚は失われたままになります。幸いなことに、
      完全に耳が聞こえない例というのはきわめて
      まれです。部分的な聴覚障害の場合でも、
      その障害が一生治らないものであることもあります。
      ただし、感染が原因で聴覚障害になった場合は、
      治療によって治せる可能性もあります。

耳血腫
      耳血腫は、耳タブの軟骨と皮膚の間に血液が
      たまることです。頭を激しく振り続けたり、
      後脚で耳を何回も掻いたりして、軟骨が損傷を
      受けるためです。まれには、頭を振っているときに、
      耳を何か角のあるものに打ちつけたために起こる
      こともあります。ペットが頭を振るようになる一番の原因は、
      耳の感染や耳ダニやノミなどです。

耳ダニの寄生
      耳ダニは、非常に小さな白い寄生虫で、
      犬や猫の耳の穴に住み着きます。
      耳ダニはきわめて伝染しやすく、同じ親から産まれた
      子犬や子猫全部に耳ダニが寄生していることも
      よくあります。家に2頭以上の犬や猫を飼っていて、
      そのなかの1頭に耳ダニが見つかったときは、
      他の犬や猫にも耳ダニが付いていないかどうかを
      よく調べる必要があります。
      耳の穴に寄生したダニが作った傷が原因で
      耳がひどく感染を起こすことがあります。
      感染した耳の穴からは、黒っぽい乾いた皮のような
      ものが出てきます。耳ダニがいる場合は、ペットが
      しきりに頭を振ったり、耳を掻いたりします。


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